「塩洗顔」という洗顔方法を聞いたことがありますか?
ご家庭にある「塩」を使った、今、大注目のスキンケア方法なのです。
さらに、ニキビやアトピーなどの肌トラブルにも高い効果があるらしいのです!
そこで今回は、この塩洗顔の美容効果やその方法、そしてメリット・デメリットについて、くわしくご紹介したいと思います。
塩洗顔とは?
塩洗顔は、読んで字のごとく「塩で洗顔する」美容法です。
肌はターンオーバーが乱れると角質がたまり、くすみや肌トラブルの原因となります。
このたまった角質の除去に、「塩」が高い効果を発揮すると言われています。
塩に含まれる「ナトリウムイオン」が、角質の元であるタンパク質を分解し、ツルツルとした明るい肌質を取り戻すことができるのです。
この塩洗顔は、世界でも人気のハリウッド女優・アマンダ・セイフライドさんが行っている美容法で、あっという間に世界の女性の間で話題となりました。
アマンダさんは週一回、この塩洗顔を行うことで、きめ細やかで透明感のある肌を保ち続けているのです。
塩洗顔のメリットとは?
それでは、気になる塩洗顔のメリットについてご紹介しましょう。
手軽に始められる
塩洗顔は、「塩」を準備すればすぐに始められます。
塩はたいていどこの家庭にもあるものですから、思い立ったらすぐに始められます。
まさに手軽なスキンケアなのです。
少ない量でOK
塩洗顔で使用する塩の量は、小さじ1杯程度とほんの少しでOK。
だから経済的にも非常に安く済みます。
お金はかからないのに美容効果は抜群、という高いコストパフォーマンスも魅力です。
自然素材なので肌にやさしい
最近の洗顔料の中には、添加物や防腐剤が入ったものも多く、肌トラブルの原因になることもありますよね。
しかし、塩は自然素材なので肌にもやさしく、安心して使用することができます。
塩洗顔の効果とは?
それでは、塩洗顔の美容効果をくわしくご紹介しましょう。
しみやくすみを解消
紫外線などでダメージを受けた肌は、メラニンが過剰に生成されてしまいます。
すると肌の内側でメラニン色素が沈着し、結果としてシミになってしまうのです。
塩洗顔は、ターンオーバー機能を正常にする効果があるので、色素沈着を防ぎ、しみを解消します。
また、塩には血行を良くする効果があります。
塩でマッサージするように洗顔することで、くすみを解消し、透明感のある明るい肌を取り戻すことができるのです。
毛穴の汚れや黒ずみを改善
毛穴に汚れや皮脂がたまると、そのうち酸化して黒ずみになってしまいます。
さらに汚れは角栓となり、毛穴を塞いでしまいます。
そんな毛穴の汚れには、塩に含まれる「マグネシウム」が有効です。
マグネシウムには、毛穴の汚れを落としやすくする効果があります。
さらに塩の成分である「カリウム」には、毛穴を引き締める効果があります。
この塩に含まれるマグネシウムとカリウムが、毛穴の汚れをスッキリと洗い流し、角栓を防ぎ黒ずみを解消してくれるのです。
乾燥肌の改善
意外かもしれませんが、塩洗顔は「乾燥肌」を改善する効果もあります。
ターンオーバーが乱れ、古い角質が蓄積した肌は、うるおいをなくして乾燥します。
乾燥肌を解消するには、この古い角質を落とすことが必要なのです。
塩の細かい粒子には、毛穴の奥の汚れを浮かせて掻きだす「ピーリング効果」があります。
塩洗顔は、このピーリング効果で古い角質を洗い流し、ターンオーバーを正常化させることで、乾燥肌を改善する効果があるのです。
むくみを取ってスッキリ小顔に
肌に老廃物がたまると、血流が悪くなり、余分な水分が体内にたまってむくみやすくなります。
塩洗顔には「デトックス作用」と「血行促進効果」があるので、余分な老廃物や水分が体外へ排出され、顔のむくみを取ることができます。
むくみが取れてフェイスラインがすっきりすることで、小顔に近づくことができますよ。
塩洗顔はニキビに効果あり?
さまざまな美容効果がある塩洗顔ですが、ニキビには効果があるのでしょうか?
塩洗顔はニキビに大きな効果があります。
なぜなら、塩には高い「殺菌作用」があるからです。
塩の殺菌作用は、ニキビの原因である雑菌を抑え、繁殖を防ぎます。
さらに塩は、皮脂の分泌も正常してくれるので、ニキビのできにくい肌にしてくれるのです。
また塩洗顔は、できてしまった「ニキビ跡」や「クレーター肌」の改善にも効果的です。
塩のピーリング効果で古くなった角質を洗い流し、ターンオーバーを正常に整えることで、ボコボコした肌をなめらかな状態に導いてくれます。
塩洗顔はアトピーに効果あり?
塩洗顔はアトピー肌にも効果があります。
アトピー肌は、肌のバリア機能が低下している状態です。
そのため肌表面の角層が乱れ、外部刺激を受けやすくなっています。
塩洗顔は、古くなった角質を落とし、ターンオーバーを整えますので、肌の潤い成分は復活し、水分が浸透しやすくい状態になります。
保水力が高まった肌はバリア機能も高まりますので、アトピー肌の改善にも効果をもたらすのです。
また、アトピーは肌の常在菌のバランスが崩れ、ブドウ球菌が過剰に繁殖した状態であると言われています。
塩には殺菌作用がありますので、繁殖したブドウ球菌を殺菌し、アトピーを改善することができます。
さらに、アトピー肌はアレルギー反応を起こしやすく、防腐剤など多くの化学物質を含む洗顔料を使うと、さらに肌荒れを引き起こしてしまいます。
しかし、塩洗顔は塩という自然素材による洗顔法なので、とても肌にやさしく、アトピー肌の方も安心して使うことができます。
塩洗顔の正しいやり方
ニキビやアトピーにも高い効果を発揮する塩洗顔。
その正しいやり方をさっそくご紹介しましょう。
塩洗顔には、塩を「ペースト状」にして行う方法と、「塩水」にして行う方法の2つがあります。
自分の肌質にあった方法で行いましょう。
[box class=”box2″](用意するもの)
塩(小さじ1)、お湯(適量)
(やり方)
【塩ペーストバージョン】
1.手のひらに塩を小さじ1とる
2.お湯を少しずつ加えながら、塩をペースト状にする
3.塩ペーストを顔全体に広げる
4.円を描くように、やさしくマッサージする
5.お湯で洗い流す
[/box] [memo title=”MEMO”]洗顔は、力を入れずにやさしくクルクルと円を描くようにするのがポイント。
[/memo] [alert title=”注意”]ゴシゴシこすったりすると肌を傷めてしまうので要注意!
また、塩ペーストはスクラブ感が強いためピーリング効果も高めです。
そのため肌に対する刺激が強いので、敏感肌の人は控えた方がよいでしょう。
[/alert] [box class=”box2″]【塩水バージョン】
1.洗面器に38度程度のお湯を入れる
2.お湯に塩小さじ1を入れる
3.塩が解けるまでよく混ぜる
4.できた塩水を、肌にしみこませるようにして洗う
5.お湯で洗い流す
[/box] [memo title=”MEMO”]塩水で「肌をおさえる」ようにして洗うのがポイントです。
また塩水洗顔は、塩ペーストに比べ刺激が少ないので、敏感肌の人におすすめ。
[/memo] [alert title=”注意”]塩ペースト、塩水どちらの場合の塩洗顔でも、肌に赤みやかゆみが出た場合は大変危険です。すぐに使用を中止しましょう!
[/alert]塩洗顔の注意点
塩洗顔は肌によい効果が豊富な洗顔法ですが、使用する際にはいくつか注意点があります。
その注意点を守らないと、塩洗顔のメリットよりも、デメリットの方が多くなってしまう可能性があります。
今からご紹介する注意点を必ず守りましょう。
塩は「天然塩」を使用すること
塩洗顔で使用する塩は、食卓塩などの精製塩ではなく「天然塩」を必ず使いましょう。
精製塩は、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のミネラル成分が取り除かれた「塩化ナトリウム99.5%以上の塩」です。
つまり、肌によい成分であるミネラルが全く含まれていないのです。
一方、天然塩とは、ミネラルを豊富に含んだ塩のことです。
スーパーなどで塩を購入する場合は、パッケージの裏面にある栄養成分をよく見て、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれている天然塩を選ぶようにしましょう。
塩洗顔をする頻度は「週一回」
肌によい塩洗顔ですが、毎日行うと肌への刺激が強く、皮脂を取りすぎて乾燥などの肌トラブルに繋がってしまうことがあります。
塩洗顔の効果をアップさせるためには、「週1回」程度の頻度がおすすめです。
傷や炎症がある場合はNG
肌に傷や炎症があるときに塩洗顔をすると、塩が肌にしみて強い刺激となり、肌に大きなダメージを与えることになります。
このような場合は絶対に塩洗顔を行わないようにしましょう。
アフターケアを忘れずに
塩洗顔をした後は、皮脂や角質が洗い流され、ターンオーバーが整い、美容成分がとても浸透しやすい状態になっています。
そのため、アフターケアを万全にすることで、さらにつややかな肌を手に入れることができます。
保湿効果にすぐれたビタミンC誘導体配合の化粧水や、アルブチン入りの美容液などを使って、潤い成分をたっぷり肌に浸透させてあげましょう。
まとめ
今回は塩洗顔についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
塩洗顔は「塩」を使って行うだけの手軽な洗顔法です。
コスパがいいだけでなく、高い美容効果や、ニキビやアトピー改善も期待されています。
さらに自然素材なので、肌にもやさしく、安心して使うことができます。
いろいろな洗顔料を試して肌がお疲れ気味の方、ぜひこの塩洗顔でもう一度肌のうるおいを取り戻してみませんか?
きっと驚きの効果を実感できますよ。
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